a)軸材料 |
機械設計上使用される機械構造用炭素鋼鋼材又は低合金鋼はオイルシールに適してい
る。鋳物は軸表面にピンホールができやすいので使用上注意が必要。
アルミ合金等は不適である。 |
b)軸の硬さ |
軸の表面は、一般にはHRC30〜40の硬さが必要である。 |
c)軸の表面状態 |
オイルシールのリップが接触する軸の表面には、傷や機械加工によって生じたリード
があってはならない。一般的には送りをかけないグラインダ仕上げが推奨される。 |
d)軸の表面粗さ |
一般的にはRa 0.2〜0.63μm/Rz0.8〜2.5μmが推奨される。 |
e)軸の面取り |
オイルシールを差し込む軸端は、15°〜30°の面取りが必要である。 |
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